009-原宿kodachromeの最近のブログ記事

原宿 HARAJYUKU-kodachrome 2007/03/10

|

2007年3月10日 土曜日 快晴
第9回 東京観光写真倶楽部撮影会 原宿kodachrome編

こんにちは。東京観光写真倶楽部事務局の桜庭です。
3月10日に原宿で行われた
東京観光写真倶楽部の撮影会のレポートを担当します!

今回は初試みで全員がコダクロームというフィルムで原宿を撮るという、
ワクワク、ドキドキ撮影会(笑)です。

菅原部長の『写真がもっと好きになる』の
「第49回最後のコダクローム」にもあるように、
コダクロームは「湿度を含めた”空気が写る”」
独特の発色をもったフィルムなのです。
(詳しくは部長の原稿を読んでくださいね)
しかし、そんなコダクロームが日本では発売中止になってしまうという
悲しい現実。
それだったら、コダクロームが手に入るうちに
部員さんにもその”空気が写る”フィルムで撮ってもらおうと
急きょ撮影会が企画されました。

この撮影会はまずフィルムを手に入れるところから問題発生です。
企画後にフィルムを買いに行ったところ、
どこへ行ってもフィルムが売ってない・・・。
これはやばい!!せっかくの撮影会がボツになってしまう。
事務局全員、どこへ行ってもフィルムをまず探すことから始まりました。
私と岡本さんは福岡の観光先でゲット、
部長は知人のレセプションが行われた千葉の柏へ行ってゲット・・・
そんなこんなで、なんとか一人一本は確実にフィルムをお渡しできる本数を確保したのでした(裏話・笑)

そしてようやく、3月10日の撮影会本番。
当日は朝から真っ青な空が広がる、
空気も心地よい写真日和な天気になりました!
奥多摩、明治神宮と雨にやられている東京観光写真倶楽部撮影会だけに、
ウキウキです!!

集合はいつもと同じ9時、場所は東郷神社境内。
今回は参加人数が多いことと、フィルムを配ったりしなくてはならないため、
はやめに始めたかったのですが、
なななんと、肝心の菅原部長がなかなか登場してくれない・・・。
不覚にも出席リストやフィルムなど全て菅原部長へ預けてしまったため、
何もできない状態になってしまいました。
(参加してくださったみなさんすいませんでした〜)

ようやく遅刻の菅原部長が到着し、
急いで事務局の岡本さんの挨拶へとこぎつけました。

前回の明治神宮では豪雨のため、自己紹介を省いてしまったので、
今回は時間がない中でも、合計42名の部員さんに簡単に挨拶していただき、
いよいよ恒例の菅原部長からの一言です。

「写真の歴史の一コマでもあるコダクロームフィルムが
日本では発売中止となってしまいます。
残念なことですが、写真のひとつの歴史が終わってしまうこの瞬間を経験するからこそ
“新しい写真”が生まれると思っています。
このフィルムで、昔の面影がほんの少し残っている今の“原宿”を写すことで、
私たちなりの“新しい写真”が生まれてくるのではないかと思います。
まずポイントとしては、
普段撮影する時は光が当たっているところに目がいきがちですが、
このフィルムは影の中の色が印象的に写し出されるので、
それを意識して撮影すること。
そしてもうひとつ、露出を暗めにして撮影することです。
コダクローム独特の色と写真の厚みのせいで、
きっと旅の記憶が残っているような”原宿”写真になると思います。
とにかく天気もいいし暖かいし、楽しんで撮影してみましょう!」

菅原部長のすこし長めの話が終わると、
これまた恒例の東郷神社の前で集合写真を撮り、
さあ、ようやく撮影開始です!!
初めてのコダクロームでの撮影。
しかも撮影フィルムは1本だけなので、ちゃんと写るかすっご〜〜い心配・・・。
部員さんも不安げに、しかし菅原部長の話を頭に入れて、それぞれの原宿を撮影しにさぁ〜っと各自好きな方向へといなくなってしまいました。

始まったのが遅かったのと、
参加人数が多かったのと、
フィルムを配ったりするのがあったりと、
結局解散したのが10時頃。
また、原宿自体がとても広かったのと、
天気が良かったこともあり、
私的にはかなり時間が足りませんでした。
(みなさんはどうだったのでしょうか?)
焦る気持ちで撮影しながらあっという間に集合時間がきてしまいました。

そして、12時に東郷神社で集合。
この日はたくさんの結婚式が行われており、
神社の方のこわ〜い視線を感じつつ、
集合写真を撮影し、無事終了。

撮影会の余韻を残しつつ、パラパラパラと解散したのでした。

不安感と期待感のある、いままでにない感じの撮影会。
でも、同じ時間に同じ場所で、しかも同じフィルムで撮影するというのも、
なかなかおもしろいですよね。
そんな条件なのに、ちゃんとそれぞれの個の目があって、
でも塊になった時には、個人でとらえたものとはまた違う、
初めて見えてくるものを改めて感じました。
写真の奥深さを感じることができた原宿Kodachrome撮影会でした。

原宿撮影会参加の皆さんお疲れ様でした。
そして次の撮影会でもまた楽しみましょうね!

●菅原部長セレクトによる部員たちの写真はこちらから!